テストエンジニアが取得すべき資格

ソフトウェアやIT製品などが正常に動くかどうかをテストし、品質の保持・向上を目的としたエンジニアのことを、テストエンジニアと呼びます。テストエンジニアは、ありとあらゆるものがインターネットにつながるIoTの時代に欠かせない存在です。レベルの高い技術とスキルを求められる職業のため、キャリアアップには欠かせない資格があります。特に必要なのが「IT検証技術者認定試験」と「JSTQB認定テスト技術者資格」の2つです。

IT検証技術者認定試験とは、一般社団法人IT検証産業協会(IVIA)が認定を行うテストエンジニアのための資格です。1から7段階のテストに分けられており、数字が大きくなるにつれて求められる技術が高くなります。現場で必要となるテスト技術の試験が重要視されておりながら、ソフトウェアやシステム検証といった知識も必要となります。実地スキルと知識の二つのことを求められるため、取得しておけばテストエンジニアとしての評価が高められる資格です。

JSTQB認定テスト技術者資格とは、JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)が実施している資格です。この資格は海外でも有効な資格で、取得しておけば日本だけでなく海外でも高い評価を受けることができます。3つのレベルがあり、一番難しいとされているテストアナリストは幅広い知識が必要となるため、合格率10%程度と言われています。グローバル化が進む中、高度な技術と多くの知識を所持している証明のこの資格は、転職の際にも非常に有利に働きます。