開発されたプログラムは、製品として市場に出る前に不具合がないか確認するためのテストを行わなければなりません。テストエンジニアは、動作確認テストやデバッグを行う仕事です。システムの品質を守るためにも欠かせない存在です。プログラム未経験や初心者の場合でも働きやすいですが、チームの一員として働くためのコミュニケーション力も求められます。

テストエンジニアは開発者の立場とはまた違った目線でテストを重ねながら、システムの完成を目指していきます。もし、システムに欠陥が残っている状態で市場に出てしまったら、人々の生活に影響を与えてしまうかもしれません。システムの完成度を保証するための責任感があると同時に、やりがいや面白さも感じる人も多いです。自分がテストに関わった製品を街中で見かけた時にも、大きなやりがいを感じられるでしょう。

テストをしている最中に手順を変えてみたり、逆にしてみたり、ひねった動作をすることでバグが発見されるケースも多いです。バグを見つけるためのテスト設計を工夫しながら作っていく所も面白さの1つです。また、作成したテスト仕様書は間違いがないかチェックするために第三者からのレビューが入ります。ミスの指摘が入らなくなり、スムーズに進行できるようになっていく点にやりがいを感じる人もいます。自分が作成した文書が開発チームの仲間から分かりやすいと褒められるのも、面白さや嬉しさが感じられるポイントだと言えるでしょう。